「市長と語る」に出席しました

本来であれば もう少し頻繁に更新をしたいのですが
諸事情により 投稿を控えておりますことお許しください

当初行く予定はなかったのですが 締切日の24時ギリギリに思い立って
「市長と語る」の発言原稿の送信ボタンを押してしまいました
締め切り時間直前でしたし 採用もされないだろうと思っていたのですが
封書が届きまして 送信いただいた内容の発言をして下さいとのことで
土砂降りの中 市民センターに行って参りました

以下 原稿の全文ですが 発言時間が限られており
一部抜粋にて発言をいたしました

「ニュータウンの資源としての価値と八王子の将来」

本日は地域活動に実際にかかわる者としての発言ということで
私の活動をお話しすると 南大沢にて完全バリアフリーのカフェを営む傍ら
今流行の子ども食堂や地域カフェが世の中に認知される以前の かれこれ12年ほど前より
高齢者から子どもまで多世代交流ができる地域の憩いの場を 自営のカフェ店内で運営しています。
その中で高齢者の困りごとを解決したり 子ども食堂 無料塾
普段行き場のない子供たちのお預かりや居場所づくりを 基本的に毎日
街の皆様や向かいにある小学校・中学校の協力を得ながらしております。
これらの活動は誰かのために始めたわけではなく 街の人のニーズにより
自然発生的に店を拠点に人が集まるようになり 始めたものですが 高齢化を日々実感する中で
潜在的に困っている人は他にも多数いるであろうと想定し より多くの人にこの活動の認知をすべく
昨年度より八王子市住民主体による訪問型サービスの団体登録をし運営しております
当団体は地元で商売をし地元に住まう 要は日中も市外に働きに出ることなく夜も地域の中にいる
現役世代が集まって団体を運営しており 高齢化や跡継ぎ不足で維持継続が難しい自治会や町内会
またサロン活動や他の団体にない運営と構成をしているため その取り組みを3か月前から
読売新聞で取材をされているところでもあります
地元出身の介護事業を手掛ける若手経営者とスタッフ 朝日新聞の営業所とスタッフ
そして私の営む多世代交流地域カフェが基盤となって活動しています
近隣の団体やサロンにお伺いして周知活動をしているところですが
どこも参加者が高齢なのはもちろん 運営側も高齢であるため お隣の団体は事実上休止
町内の都営団地自治会からは サロン活動の運営が困難なので合同開催の相談を受け
実際に昨日も他団体の見学に行きましたが 次年度の活動を続けられるのか
という問題に直面しているようなところばかりです。

さて 今回のテーマは「みんなで支え合い、安心して暮らせる地域をつくるために」とのことですが
業界初の試みとして藤沢市とUR都市機構のモデル事業としてスタートした、ぐるんとびー駒寄が入る
湘南ライフタウンパークサイド駒寄(総戸数239戸)についてはご存知かと思います。
藤沢では市長が管理会社を説得して実現に至ったと報道されております。
他市でこれが実現できているのであれば、多摩ニュータウンの中でも多摩市の次に古い
南大沢・堀之内地区について早急に八王子として検討を希望します。
街全体を行政、民間介護事業、住民が一体となって作り上げる必要性があります。
南大沢の尾根緑道を挟んだ境界線のすぐ隣接地、町田の小山が丘に、桜美林学園がガーデンヒルズという
「高齢者+学生+ファミリー」の多世代が暮らす集合住宅と施設を最近作りました。
敷地内には多目的ホールやレストラン、デイサービス・訪問介護ステーション・居宅介護支援事業所も併設。
また日中は看護師も常駐しレストランは介護食の提供だけではなく
地域に開かれたカフェスペースにもなっており 多目的ホールや集会所、趣味の部屋や
カラオケルームなども充実、住み続けながらも医療介護が必要となった時に
人生の最終段階まで尊厳ある生活が送れる「継続的なケア」の体制が整備されています。
これらは新しい箱を作らなくても、ニュータウン地区においてはその全てを既存の施設で賄うことができます。
藤沢では高額な介護施設に入れない高齢者 特に残された独居老人が、
その新しい試みの団地を目当てに移住してくるという現象が起きています。
市内のニュータウン地区を利用し整備すれば 市内の高齢者を優先し住まわせることにより
高齢になってからの住環境変化は厳しい中 市内移住だけで住み慣れた町に生活し続けることが可能になります。
その体制や街全体での子育て~介護までの環境を求め 他市からの移住も見込むことができます。
これから空き家が増える中で、学生に対しても八王子市内の大学を選択すれば
住居優遇がある等のメリットを打ち出すことにより、大学都心回帰や大学存続の手掛かりにもなり得る
昨今の社会情勢からも下宿費用がかかる大学を選択しないできない
少子化により希望大学に入りやすいこともあり 大学側も存続には頭を抱えています。
大学はいつまでもあるわけではない時代になっており
八王子は市が学園都市とうたっている以上 大学側にだけその負担を強いるのもいかがなものかと思います。
以前発表されたシティプロモーション基本方針にもあるように 学生が住み続けたい街になる以前に、
八王子市内の大学を学生が選んでくれる大学になってもらわなくてはならない、
そして来てくれた学生が住み続けたいと思うためにも学生時代だけではなく
子育てそして自分の親の介護、ゆくゆくは自分の老後を想定した優位な取り組みがあれば
住み続けたいという動機にもつながります。
遠く離れた親を自分の住む同市内である 例えであげたケア付き団地に呼び寄せることも考えられます。

何しろ八王子には職を求めても商業産業は秀でるものがなく、卒業しても就職先はほとんどなく
消費活動や職は簡単に移動可能な都心部になりがちです。住環境でしか選択してもらえる可能性がありません。
そこをより突き詰めることが学生の定住化と将来の人口増加にもつながると考えます。
ニュータウンだけではなく市全体で考えた時 八王子には世界に誇れる高尾山がありますが
他に何があるわけでもないけれど ブランドメッセージにもあるように何でもそろった環境がある
自然も市街地も歴史も文化もあり都会も近い まるで一つの国のように海以外は何でもそろう
秀でるものがないけれど でも「なんでもある」ところが強みでもあります。
例えばニュータウンや市街地の人間が 田舎暮らしのためアイターンをしたいと思えば
八王子には山間部や里山が多く残りますから 人口流出することなく市内で農村地区に移住ができるのです。
市街地における地域のつながりは 八王子はかつてどこよりも賑わった元々は宿場町だったはずで
織物産業などは1800年以降の近代であり その前の数百年は宿場町として人の賑わいや流れがありました。
川越のように都会から中途半端に田舎でも 世界中から沢山の人が来てくれるような街づくりをしなくては
商店街も空き家だらけ 市街地も廃れるばかりです。
残念なことに八王子市民が積極的に八王子で消費活動をするかと言えば全く期待はできません。
それは今までの歴史を振り返れば一目瞭然です。
デパートも全て潰しました。商店街もシャッター街になりました。
お洒落で最先端のトレンドを求めれば都心にアクセスが良いですから 買い物も遊びも都心部に流れます。
どんなに税金を使って祭りやイベントをやっても 市民の消費活動だけでは
もうどうにもならないという答えは出ています。
ですから外に向けて集客をしなければ成り立たないのが現状なのです。
これだけ歴史があり大きな祭りなのに八王子以外の人に八王子祭りの話しても
祭りなんてあるんだ?と知らないことが殆どですし
高尾山は八王子にあるんだよと言っても知らない人が殆どです。
そもそも行政や街自体が よそ者をターゲットにしていないことが明らかですから
八王子の祭りや位置が知られていないのは当たり前ですが
市内にだけターゲットをおいてPRをしていても 人口減少をし始めるこの先の八王子は栄えることはありません。
すでに世界一の登山者数と言われる高尾山は、宣伝広告費をかけずとも世界中から集客はできており
市が独自に世界発信して高尾山をPRし人を呼んでいるわけでありません。
いうなれば税金を使わずとも 世界中から集客はできており、今や東京タワー来場数より多いのです。
かつてあったような宿場町を復活させ 市街地に観光客を誘導する仕組みを作ることによって
再び街の賑わいを作り上げることができます。
アーケードなどの空テナントを市内の大学と連携し学生たちを無料で住まわせる
そのかわり素泊まりの宿場を学生に運営させ 国際交流の場にもなるし 学生が街の一員となれる
4年で入れ替わるので町会・自治会などのように高齢化だけが進むことはなく
常に若い原動力となる人材が街に住まうことになる
宿場町を利用する観光客には 市内には銭湯が残っているし民間温泉施設や戸吹の湯などもある
飲食や歓楽は市内を利用し消費してもらう 海外観光客に人気の芸者文化もあり
インバウンドで盛り上がっている田舎体験は恩方などの里山で農泊にも対応できる
学生たちは街の運営に携わることにより自分たちが作り上げた町だという
自負や思い入れができて八王子に対する愛着を生み そこから定住化を期待できる
そして何より貴重な高尾山という財産が きちんとした管理をされないまま荒らされていく一方で
いつまでもそのままの姿であり続けるわけがないことも忘れてはなりません。
市街地に誘導することによる観光収入を使い 高尾山の維持保全の予算を組まなくては
都心回帰していく大学同様 高尾山も存続の危機に陥ることになります。あって当たり前ではないのです。
このような一連の流れを想定して市全体で将来をどう生き残っていくのかを考えなくてはなりません。
なぜここまで学生や若者を取り込むことを訴えるかというと 高齢化に待ったが効かない状況に来ているのを
地域で活動して切実に感じているからです。若者を取り込まなければ
今回のテーマの「みんなで支えあうこと」は不可能であり 高齢化した街の高齢者同士だけでは支えあえない
共倒れしかなく、安心して暮らせる地域など作れないからです。
市はここで生まれ育ってもいない学生たちが 卒業してからも住み続けたい街にしたいというのであれば
普段、学校生活以外は都心部に出てしまう生活を好む学生たちの心理を理解するべきだと考えます。
「八王子市町会・自治会の活動活性化の推進に関する条例」が今年度施行されました。
市民は町会・自治会に加入するよう努めるとあり 条例にしてまで行政もすすめていますが
果たして学生たちにとって八王子がリアリティある生活の場であるかといったらそうではない
この地に愛着もないのに 住み始めたばかりでいきなり地域活動に参加させようとしても難しいと考えています。
みんなで支えあうことを念頭に条例を作っても 若者が定住して加入してくれなくては話になりません。
加入率57%しかない現実に条例はただの対処療法であり 根本治療にはなっていないのです。
どうしたら自主的かつ主体的に市民が 特に若者が町会・自治会をはじめとする地域活動に参加したくなるのか
具体的な方策もなく 加入に努めるようにと条例を定めただけでは誰も加入しません。

以上のことを踏まえ 歴史ある市街地 そして豊かな自然や里山 整備されたニュータウンを抱える八王子として
都や国と連携しいち早く対策に取り組むべきであり 2022には市の人口減少が始まると推計しているのなら
存続不可能 地方自治体の仲間入りをしないよう早急な発想変換の時期が来ていると思います。
藤沢市や民間が実現をしている中で 万が一ケア付き団地が八王子では不可能であるというのであれば、
どのような理由か具体的に提示を希望します。
また何をどうすればケアつき団地の実現が可能になるのか教えて下さい。